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映画「ブラックパンサー」感想・レビュー・改変案!!(ネタバレ有り)

どうも! 絡繰伊織です!

先週、遅ればせながらマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作である、映画『ブラックパンサー』を見てきました!

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引用:ブラックパンサー : 作品情報 - 映画.com

本当は公開初日に見たかったのですが、一緒に行く約束をしていた同行人が風邪をこじらせてしまい延期に。

そんなわけで待ちに待った分ワクワクが倍増した状態で見てきました!

 

 

 

 

作品情報・あらすじ

マーベル・シネマティック・ユニバースの最新作『ブラックパンサー』。

傑作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場した若き国王ティ・チャラの祖国である超文明国家ワカンダを舞台としたアクションヒーロー映画。他マーベル作品でも出てきた、世界を破壊する力を持つ鉱石ヴィブラニウムにスポットが当てられています。

来月4月27日(金)に公開される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観るに当たって絶対に避けられない作品ですね!

 

あらすじ

絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で、世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。

父のティ・チャカの逝去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。

引用:ブラックパンサー : 作品情報 - 映画.com

予告編


マーベル新ヒーロー!『ブラックパンサー』日本版本予告編

 

評価

先ず結論から言うと・・・面白かったです!!

 

「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は見に行くつもりだけど別にブラックパンサー自体は好きじゃないし今回はパスでいいや・・・」
「俺はホークアイ一筋だからワカンダなんて興味ねぇ!」

――という方々、それはとても勿体ない!! 

ヒーロー映画好きなら絶対に観るべき作品です!

 

ただ、「面白かった」だけでは漠然としすぎですよね。

このブログでは今後も映画レビューを書いていくつもりですので、どのくらい面白かったかの指標を表す何かが欲しいところ。

そこで僕のブログでは取り敢えず5つ星で評価をつけたいと思います。

    【 評価基準

  星5 ★★★★★  絶対に観るべき傑作!!
  星4 ★★★★   迷ったら観るべき良作!
  星3 ★★★    特に可も不可もない凡作
  星2 ★★     凡作と駄作の間の何か
  星1       観た事を後悔する駄作

 

こんな感じですかね!

映画によって同じ星の中でも微妙に評価が前後すると思うので、その時は★-や★+で微調整していくつもりです。そのうちや10点制やランク制に変えるかも分かりません。取り敢えずです。

 

そんなわけで今作『ブラックパンサー』は、

星4 ★★★★ 迷ったら観るべき良作!

 

 

感想・レビュー

感想(ネタバレ有)

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引用:ブラックパンサー

登場人物の多くが黒人という異色キャストで鎖国や部族間の争いといったテーマを内包しながらも、王道で堅実なストーリー展開、しっかりとした伏線回収で 世界を救うヒーロー を描けているマーベル映画でした!

若干ながら食傷気味なヒーロー映画ですが、他とは一風変わった上記の要素のおかげで新しい見応えを感じることができました!

特に良かった点を語ります。

豪快なアクション!

『シビル・ウォー』で颯爽と新登場したブラックパンサー。

唐突な登場にも関わらず、その正体や背景、ティ・チャラの人間性で一気に観客の心(少なくとも僕のは)を掴んでくれました。

ただ、彼のスーツはアイアンマンと違って突っ込み役のAIや強力な兵器は搭載してないし、攻撃方法もどうせ敵の攻撃は効かないし最強スーツでゴリ押しだぜ!って感じの切り裂きオンリーでした。

だから今作も爪で切り裂く事しかできずアクションシーンが地味になっちゃうのでは? という心配があったのですが・・・そうはなりませんでした!

予想を上回る派手な戦闘を繰り広げてくれて、いい意味で裏切られました。

ヴィブラニウムを解析する事で外界とは比べ物にならない進歩した科学技術を得た という設定のおかげですね。若干やりすぎてる感はあったけれど。

吸収したダメージを波動にして全方位へ撥ね返す、ペンダントかけておくだけで戦隊ヒーロー顔負けの秒速変身、Googleマップすら無力化するホログラム結界 などなど。トニーもドン引きするレベルで何でもありの超技術です。これもう魔法や超能力の類だな

 

悪役エリック・キルモンガーの魅力

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引用:ブラックパンサー

そしてなんといっても悪役エリック・キルモンガー魅力的!!

父親の復讐を果たすためには手段も犠牲も問わない決意と非情さ、深い憎悪の裏に悲哀を隠し切れない絶妙な表情、鍛え抜かれた強靭な肉体と戦闘力――。男が憧れる格好良さを併せ持っています。

そして何よりも、人間味で溢れているのが良い。ただ復讐のためだけに生きる粗暴な輩じゃなく、亡くなった父とあの世で出会い涙を流す事ができる。かつて父が語ってくれたワカンダの美しさを目の当たりにして感動できる心がある。もしかしたら彼は、もう一度父と会うためだけに国王の座を奪おうとしたのかもしれませんね。

ヒーロー映画の悪役だけに主人公に敗北するのが分かっていても、思わず応援したくなってしまう。

敵が魅力的な映画は自然と面白くなってしまうんですよね。今作『ブラックパンサー』が他ヒーロー映画と肩を並べる事ができたのは彼の存在あってこそでした。

ただ、世界を変える戦略(武器を弱者にばら撒く)がいまいちだったかな。

 

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への架け橋

今作は来月4月27日(金)に公開される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観るに当たって絶対に避けられない作品になっています。

『インフィニティ・ウォー』の予告編では、

  • ワカンダにキャプテンとナターシャが訪れてティ・チャラと握手するシーン
  • ワカンダで巨大シールドを張って敵を迎え撃つシーン
  • 人類vsエイリアンが壮絶な戦闘を繰り広げているシーン

が見られますね。

また、エリックとの一件を経たティ・チャラは、ワカンダの鎖国状態を解除し、他の国々へヴィブラニウムの技術を提供することにしました。人類が手を取り合う事を望んだんですね。これで世界は大きな技術的進歩を遂げることができます。ワカンダがGoogleマップに映るようにもなるでしょう。

代表的なのは医療技術ですね。

作中であったように、本来なら絶対に助からない致命傷を負った人間もヴィブラニウムの万能パワーで一命をとりとめることができます。これはvsサノスで傷ついた人物への救済措置にもなりますね。

エンドロール後には、冷凍保存され眠りについていたバッキーが目を覚ますシーンが流れました。体調も良く穏かな様子でした。もう戦闘準備万端ですね。彼がキャップやトニーとどんなやり取りをするのか、どんな活躍を見せてくれるのか期待です。

そんなわけで今作次回作で鍵を握る人物・舞台・技術が登場する超重要作品でした。これを観ずに『インフィニティ・ウォー』は迎えられない! 

 

 

レビュー

全体を通して、感情の移り変わりが表現しきれていない点が少し気になりましたが、退屈することなく楽しんで観賞できました。ヒーロー映画が好き、安定したアクション・SF映画が観たいという方にうってつけの作品です。

ただ、あの世の描写や宗教的・民族儀式の描写が多々含まれていますので、そういったものが苦手な方は手を出さないほうが無難だと思います。

また今作は『アベンジャーズ』シリーズや『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を見ている事を前提とした作品になっているので、MCUシリーズに初めて手を出す作品としてはオススメできません。逆にアベンジャーズは好きだけど今作は敬遠してしまっているという方は、取り敢えず見ておきましょう。きっと後悔はしないと思います。

 

 

 

改善・改変案

では、『ブラックパンサー』の改善点と改変案について。 

いくつか気になった点があったので書いてきます。

 

冒頭の戦闘シーン

映画冒頭にキャラクター紹介を兼ねてブラックパンサーの戦闘シーンがあるのですが、舞台が深夜のせいで暗くて何をしてるか分からない!

普段から漆黒のスーツを活かして闇に溶け込みながら戦っている というアピールなのかもしれませんが、映像自体を闇にしちゃ意味がない! どんな攻撃をしてどう敵を倒しているのか直感的に分かるようにしてほしかったですね。

それか、敢えて敵が吹き飛ばされるシーンだけをフラッシュで映して最後に画面を明るくし、壊滅して倒れ伏す敵を引きで映す演出でもよかったかもしれません。

 

スーツの性能描写

ブラックパンサーのスーツはヴィブラニウム技術により凄まじい性能を誇っています。

その際たる物が『衝撃吸収・解放』です。あらゆる敵の攻撃を吸収し、それをエネルギーに変換できるというもの。最強ですね。衝撃波にして360度へ放出し、周りの雑魚敵を吹き飛ばすシーンもあります。今作のアクションシーンを派手にしてくれていた重要なファクターですね。ですが作中では、この性能と仕様について詳しく言及されていません

衝撃を蓄積した状態でもう一度何かしらの攻撃を受ければ自動的に開放されるのか、或いは攻撃をすれば解放されるのか、一定の蓄積量を超えた時に強制的に衝撃波として放出されるのか、いまいち仕様が分かりません。

ぶっちゃけ、『なんとなく攻撃をはね返せる便利な力と認識して見れば済む話なのですが、戦闘の要だからこそ気になっちゃうんですよね。

中盤、スーツが攻撃を吸収し過ぎてエネルギーを強制開放させられてしまいティ・チャラがダウン→その隙に敵に逃げられる というシーンがあるんです。

僕は、このシーンを経てティ・チャラが衝撃吸収の限度量について理解し、終盤それを活かした立ち回りをする伏線かと思ったのですが、そんな事はありませんでした

終盤、ティ・チャラが妹のピンチへ衝撃派を利用したジャンプで駆けつけるシーンで、避けられる攻撃を敢えて被弾して蓄積量をマックスにし、それを開放する展開にすれば理知的な主人公をアピールできたのではないでしょうか。

強過ぎる能力だからこそ、そのスーツ性能をもう少し明確にしてほしかったですね。

 

心理描写の不足

今作は全体的に心理描写が不足している気がしました。

ティ・チャラとエリックの最初の決闘シーン、チャラはエリックへの後ろめたさ・踏ん切りのつかなさ、心の迷いのせいで敗北してしまいました。そして再びあの世で父と出会い語らう事でチャラは気持ちを整理し、エリックにリベンジして勝利できました。

この流れは、見ていれば「そういう事なんだろうな」と理解できたのですが、この心理変化の描写は実際に台詞で説明してもよかったのではないかと思います。

実際、一緒に映画を見た同行者は見終わった後に「エリック最初は勝てたのに同じ条件で最後に負けた理由がいまいち分からない」と言っていました。彼に理解力がないと言ってしまえば終わりなのですが、これは僕も実際に見ていて描写不足じゃないかと感じた点だったので、そういう事なんだと思います。

まぁ、チャラが勝てたのは昔からワカンダに住んでいたことで都市とモノレールの構造を理解していたからというのもあるんですけどね。全く同じ条件ならどうなっていたか分かりませんね。

他にもエムバクが急に良い人になってたり(ハーブを渡すという覚悟を見せられたから?)、チャラがちょっと任務に失敗した程度でウカビが裏切ったり(お前ら『親友』じゃないの?)。

そんな違和感をなくすために、もう少しだけ丁寧に心理描写してほしかったです。

 

エリックの戦略

いちゃもんレベルかもしれませんが、エリックの『弱者に武器を』という戦略が曖昧で幼稚な気がしました。弱者と強者の線引きや、実際にどのくらいの破壊力のある兵器を渡すのかが分からなくて危機感が感じられない。

これなら、もっと豪快に『この間違った世界を正すため、ワカンダが世界を支配してパワーバランスを統一する』という目的に変えてしまっていいと思います。これなら外の世界で戦いに身を投じて生きてきたエリックらしい考え方でもありますし。

そして、犠牲を問わないエリックが全世界へヴィブラニウムで創られた最強の艦隊を放つ→同じヴィブラニウムで創られた兵器じゃないと艦隊をとめられない→ロス捜査官が艦隊を撃ち落とさないと世界がヤバイ という展開で危機感もでますしね。

 

まとめ

そんなわけで、映画「ブラックパンサー」の感想・レビュー・改変案でした!!

本当は全ての項目についてもっと長文で書きたかったのだけど、ブログの設定を弄ったりして時間と体力が限界なので、これくらいにしておきます。

次回はブログを作った過程について書いてみようかな。 

では!!