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映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』感想! 監督が《やりたい放題やった》結果を評価!!

どうも! 絡繰伊織です!

先日、『レオン』や『フィフス・エレメント』で有名なリュック・ベッソン監督の最新SF超大作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を観てきました!

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引用:ヴァレリアン 千の惑星の救世主 : 作品情報 - 映画.com

ポスターから分かる通りのスペースオペラです!

原作は『スター・ウォーズ』にも多大な影響を与えた伝説のSFコミックであり、若い頃の監督も影響を受けて『フィフス・エレメント』を制作したそうです。(本作とフィフスエレメントも類似点があります。)

原作を読んだ監督は本作を映像化したかったものの技術的に実現できず、『アバター』の登場と技術革新のおかげでそれが可能になった今、満を持して映画化されたとのこと。リュック監督は上記作品以外にも『アルティメット』や『96時間』シリーズの制作にも携わっているので期待大!!

僕は予告で見せられた映像美と世界観に興味を持ち、更に主演が僕の好きな映画『クロニクル』で見事に悲哀の主人公を演じたデイン・デハーンということで観に行くことを決めました!

Dane DeHaan

 

ということで、作品の感想やレビューを本音で書いていきます!!

 

 

 

 

作品情報・あらすじ

あらすじ

西暦2740年。

銀河をパトロールする腕利きのエージェント、ヴァレリアンは同僚の美女、ローレリーヌに首ったけ。忙しい任務の合間を見てはあの手この手でアプローチを試みるが、愛しの彼女は一向に振り向いてくれない。

そんなある日、二人が向かった巨大宇宙ステーション”千の惑星都市”が放射能に汚染されていることが判明した。全種族が滅亡する危機を「10時間以内に救え」という極秘ミッションを託されたヴァレリアンたちの前に突如現れたのは、30年前に消えたはずの平和な惑星パールの住人たち。彼らの思惑とは一体…?

果たしてヴァレリアンは銀河の危機を救い、ローレリーヌにプロポーズすることができるのか―!?

引用:映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』 | オフィシャルサイト

 予告


疾走感半端ない!リュック・ベッソン最新作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』本予告

 

 

観賞前のストーリー予想

評価をする前に、僕が映画鑑賞前に思い描いていたストーリー予想を簡易に書きたい。というのも、僕は別の映画を観に行った際に↑の疾走感溢れる予告を見て観に行くことを決めたんですけど、実際の映画だと予告の印象と全然違うストーリーだったので。

 

この予告を見た僕は、以下のようなストーリーだと思っていました

  • どこかの宇宙に千の惑星があり、それぞれの文明を築きながらも共存していた。
  • しかし何かしらの原因(陰謀)で宇宙がヤバイ。ガチで滅びる10時間前になる。
  • 宇宙に住む全種族の滅亡を阻止すべく、何かしらの理由で選ばれた男女のペアに宇宙の命運が託される
  • 宇宙を救う手段を見つけて実行するために、二人は様々な惑星を渡り、ドンパチして恋愛して陰謀を暴いて、最終的に黒幕を倒し、吊り橋効果で恋も実り、ハッピーエンド。

 

みたいなのを想像してワクワクしていたんですね。

ですが、↑の『あらすじ』を見ていただければ分かる通り、実際のストーリー当たらずとも遠からずで、そして予想していた印象とは180度違うものでした。

それが良いとか悪いとかはないですけどね。

 

 

評価

では本題に入ります。評価基準は以下の通りです。

    【 評価基準

  5点 ★★★★★  絶対観るべき傑作!!
  4点 ★★★★   迷ったら観るべき名作!
  3点 ★★★    長所と短所がある良作
  2点 ★★     短所が目立つ凡作
  1点       観た事を後悔する駄作

 

こんな感じ。前回の星制度から変わって5点制度にしました。星は残していますが、点数の微妙な採点がしやすいので点数制に。近いうちに10点制やランク制に変えるかも分かりません。あと、総合評価と視点別評価で分けてもいいかも。

ということで取り敢えず本作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は、

3.5点 ★★★☆ 短所は確かにあるものの、素晴らしい長所もある! 迷ったら映画館で観てほしい良作!

 

詳細

評価をどうするか非情に悩みました

3.5点にしていますが、 正直なところ2.5点 や 2点でも妥当な作品ではないかと思ったからです。何故かというと、映画を評価する際の観点は人によって違うからです。

僕は映画に限らず物語を楽しむ際はプロット・ストーリーの出来栄えを重視する方なんです。そして、詳細は後述しますがこの映画のプロット・ストーリーの出来栄えは粗が目立ち、手放しで褒められるものではありません。だからその点を重視して客観的に評価すれば低い点数になります。

しかし、この映画にはその欠点を補える程の素晴らしい要素がありました

魅力的な世界観、奇想天外な惑星・技術、愛すべきキャラクター、美麗な映像。そして何よりも「俺はこんな映画が撮りたかったんだ! 俺が撮った世界を見てくれ!!」という監督の滾る情熱やパワーが満ち溢れていて骨身に沁みてくる。そのエネルギーは本当に凄まじく、それを感じられるから素直に映画を楽しめるんです。

この映画は確かに欠点が多いのですが、それでも間違いなく素晴らしい長所があり、ぜひ一度、観てもらいたいと思える佳作でした。かつ、本作は映画館で観てこそ輝くので、ぜひ劇場に足を運んでほしいです。

 

 

感想・レビュー(ネタバレ有) 

※ここからは映画を観ている事前提です。

 

僕的には、ヴァレリアンは良かった点よりも圧倒的に欠点が多い作品でした。設定・演出・プロット………全ての点で。ただ、その良かった点の魅力が大きく、なんとか凡作・良作にとどまっています。一歩間違えれば完全な駄作でした。

なので感想では特に良かった点と特に悪かった点を書きます。その他の気になった点はまとめて改善・改変案で詳細を。

良かった点

冒頭がとにかく素晴らしい!

冒頭、人類が宇宙ステーション『アルファ』を訪れる様々な宇宙人と出会い、交流を持つようになるシーンがダイジェストで流れます。デヴィッド・ボウイの『スペイス・オディティ』をBGMに。何十年・何百年と時を経て、多くの宇宙人が人類と邂逅し、握手を交わし、 その度に宇宙ステーションが大きくなっていくんですね。

Space Oddity

Space Oddity

  • デヴィッド・ボウイ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

このシーンにこの映画の魅力が詰まっています

サビの音楽と宇宙人との邂逅シーンが最高にシンクロしていて、この物語には一体どんな宇宙人が出て来るんだろう、どんな世界が、どんな冒険が待ち受けているんだろうというワクワクし、一気に映画に惹きこまれてしまいました

冒頭を見た時、僕はこの映画は絶対に神映画だと確信しました。(実際は残念ながらそうはなりませんでしたが…)。冒頭をもう一度見たいがために二回目観に行こうか悩んでいるくらいです。

 

圧倒的な世界観

そんな冒頭から場面転換して画面に広がるのは、神秘的な蒼き惑星ミュールとパール人。冒頭で心踊らされ、ここで完全に映画の虜にされてしまいました。

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引用:ヴァレリアン 千の惑星の救世主 : 作品情報 - 映画.com

しかし、かと思えば瞬く間に惑星ミュールが壊滅して場面が主人公達へ移ります。この大胆な移行に続き、主人公達のミッションが、かつて見たことが無いような奇想天外な惑星キリアンで繰り広げられます。この惑星の設定が凄い!

そして次々と出てくる未知のガジェット、エイリアン、モンスターの数々に興奮を抑えられません。予告にもある、ヴァレリアンが壁を突き破りながらエイリアンの住処を駆け抜けていくシーンは圧巻。

この映画の一番の魅力は監督が創り上げてくれた世界観です。

 

悪かった点

見せたいシーンを詰め込み過ぎ

これに尽きます。この映画の最大の欠点。やり過ぎです。

評価のところで書いた通り、本作は監督の情熱やパワーが溢れている作品です。

それは逆に言えば、監督がやりたい放題やりすぎであり、観客に見せたいシーンを詰め込み過ぎているんですね。

Luc Besson

そのせいで唐突な展開になり支離滅裂感が増しています。突っ込みどころ・気になる点のオンパレードなんですね。

10時間で宇宙ステーションが滅ぶ謎、急な海底2万マイル、謎キャラの極み『客引きジョリー』の登場、踊り子シーン長すぎ問題、変換器マジで運ぶだけなのね………とか。

ちょっと別の思考を挟んだり目を離したりした方は、何が起きているか理解できなくなってしまうんじゃないでしょうか。

ただ、思った事があります。もしかしたら原作コミックの有名なシーンを再現したり、有名キャラクターを無理に登場させているんじゃないか、そのせいでやりたい放題になってしまっているのではないか――と。

監督は原作のファンでずっと映画化を考えていたそうなので、可能性は高いです。もしそうだとしたら、気持ちは凄くわかります。若い頃からの夢が叶うのですから、自分が昔から思い描いていたイメージ・撮りたかったシーンやキャラクターを全て映像にして作品に収めたくなるはずです。

でも、それだけじゃ勿体ないです!!

本作は監督が楽しんで作っているので自然と見ている僕達も楽しくなれる作品ですが、ちょっと自分の願望を抑えて観客の事を考えた構成にすれば、取捨選択をすれば、一つの物語としての完成度が格段に上がったのではないかと思います。

 

レビュー

大コケ・興行的失敗作となってしまった所以は間違いなく監督のやりたい放題のせいですが、しかし、それが不思議と面白いに直結してもいる不思議な作品です。

本作において物語のメインプロットはオマケでしかありません。本作を楽しめるかどうかは、いい意味で頭を空っぽにして世界観に没入できるかどうかです。プロットの出来栄えを重視する方にはお勧めできません。

また、本作は他スペースオペラ動揺に映画館で観ることに大きな意味がある作品です。大スクリーンで観賞してこそ、今まで見たことがない映像世界を堪能できます。

新しいアクションSF映画を観たい方、長年培ってきたノウハウと感情を爆発させてめくるめく展開されるリュック・ベッソン監督の世界観を見たい方は間違いなく楽しめる作品でした。

 

 

 

改善・改変案

本作で気になった点をあげ、そこを辛口モードで「こうしたらよくなったのに」と改善・改変案をだしていきます。全部は書ききれないので幾つかだけ。

 

そもそも宇宙がヤバくない 

予告で「千の惑星が危ない」とかシリアスな口調で言ってますが、大嘘です

危ないのは、千の惑星に住んでいた様々な種族のエイリアンが集まる『アルファ宇宙ステーション』であり、別に銀河の危機でもなんでもないです。

そして、10時間で全種族を救えとか言ってるけど、この発言への過程が雑で謎。冒頭でヴァレリアン達に伝えられたのは「アルファ宇宙ステーションの中心部に謎の放射線汚染が広がっていて、このままじゃ後10時間で宇宙ステーションは崩壊する」という唐突な全滅宣告。どうやって後10時間で崩壊するって仮説たてたの? 10時間前なのに危機感なさすぎない? いくら謎の放射エリアで手が出せないって言っても、もっと危機感もって早急に対応しておこうよ!(そういえば、放射エリアに行って行方不明になった人間達は結局どこいったんだっけ?)

 

物語はほぼ宇宙ステーション内で完結するので、「全宇宙がヤバイ」系の話だと思っていた僕としては、スケールが小さくてちょっとガッカリしました。全宇宙がヤバイに変えちゃって、惑星キリアンのような独特な特徴を持つ惑星をもう少し見たかったです。

 

主役二人が特別扱いされている理由

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引用:ヴァレリアン 千の惑星の救世主 : 作品情報 - 映画.com

主人公であるヴァレリアンとローレリーヌ。二人は比類のない優秀な連邦捜査で、宇宙の平和を守る任務に就き、銀河をパトロールして回っています。

でも、なんでこの二人なの??

西暦2740年、広い宇宙に連邦捜査官は沢山いるはずですよね。そこでヴァレリアンとローレリーヌの二人だけが活躍し続けているのに違和感があります。二人は序盤に惑星キリアンでミュール変換器の奪取ミッションを遂行しますが、かなりガバガバで運良く成功した感じであり、比類ない優秀なエージェントには見えません。

他にも作中ではミスばかりです。道間違えて誘導したり、スカイジェットで無理したり、エイリアンの釣りに引っ掛かって連れ去られたり――。優秀じゃなかったの!?

特に、任務の協力者が怪獣に犠牲になっているのを見捨てて逃げるのはダメ。
本当に優秀なら機転を利かせて怪獣を倒し犠牲者を減らしていたはず。

もし『協力者がやられていくのを見たヴァレリアンがローレリーヌの制止を振り切って、危険を顧みず救出に入りに行く→またかと呆れたローレリーヌがヴァレリアンをサポート』などの展開であれば、二人の正義感や相性の良さ、ヴァレリアンの魅力などもアピールできたのではないでしょうか。遅刻の言い訳にも使えますしね。

そんなわけで、二人が主人公たる説得力が欲しかったですね。あと、他エイリアン種族の連邦捜査官コンビ達とかが映っても良かったかも。

 

ヴァレリアンの設定がいまいち

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引用:ヴァレリアン 千の惑星の救世主 : 作品情報 - 映画.com

主人公であるヴァレリアンの設定が微妙なせいで、僕は彼にあまり魅力を感じられませんでした

ヴァレリアンはプレイボーイで過去に何人もの女をとっかえひっかえし、ローレリーヌも口説いています。ですが、このプレイボーイという設定に説得力が皆無。ヴァレリアンがものにした過去の女リストを一度映すだけでプレイボーイと言われても、役者のデイン・デハーンが甘いマスクという事もありチャラ男に見えません。ミスキャストではなく、描写不足が悪い。

それに、プレイボーイというより只の最低男になってしまっています。

自分が行方不明になった時、命がけで救出に来てくれたローレリーヌに感謝の言葉一つもないなんて最低です。本当に彼女のことを口説く気あるのか疑問。そのシーンの心情について後々バブルとの会話で丁寧に説明していますが、それが逆にダサイ。

ヴァレリアンに魅力を感じない=ローレリーヌが彼に惚れる理由も分からない となり、連鎖的にローレリーヌの心情にも疑問が浮かんできてしまいます。

ヴァレリアンは正義のヒーロー扱いですが、冒頭で亡くなったパール人の娘がわざわざ彼の魂を選んだ理由がわかりませんでした。ローレリーヌでよくない?

もっと女を口説くシーンを追加したり、でも実際それはローレリーヌの気を引くためだったとバレたり、無理してるけど本当はシャイだったり、良いところを見せようと格好つけるけど相手を気遣う心は忘れなかったり――そういう風な、一貫性があって魅力ある主人公にしてほしかったです。

 

バブルのダンスシーン長すぎ!

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引用:ヴァレリアン 千の惑星の救世主 : 作品情報 - 映画.com

あそこで萎えた方、多いんじゃないでしょうか。僕は「なんだこれ」と一気に現実に引き戻されてしまいました。能力説明やキャラ紹介なら他の手段でも可能ですし、全く必要がないダンスシーンが約2分半も続くのは素直に苦痛です。長すぎます。

しかも愛するローレリーヌが連れ去られてピンチの状況だぞ! ヴァレリアンは今すぐ助けに行きたいはずなのに、店主に乗せられるまま暢気に椅子に座って踊り子に釘付けになってていいわけがない! 僕は、途中でヴァレリアンが「もういい! こんな事してる場合じゃないんだ!」と言って隠していた銃をぶっ放して本題に入らせるのではと思いましたが、そんな展開になるわけもなく。

これこそ、まさに作者の都合でキャラクターが動かされている典型的な例。本作の問題点、監督の自己満足シーンそのものです。尺を削るか、ダンスそのものを無くすか、せめて危機感がないシチュエーションでの出来事にしましょう。

 

バブルのフェードアウトが雑すぎる

そんな2分半のダンスシーンで登場したバブルですが、大した意味もなく秒で亡くなります

ローレリーヌを救出しての逃走後、唐突に「さっき一撃もらってたわ……」と言いだして、気付けばボロボロ。『扱いに困ったから主人公とヒロインを結ばせる繋ぎ役として消しちゃおう』って感じでぽっくり亡くなります。

これには ( ゚д゚)ポカーン  です。

そもそもヴァレリアンが一人で宮殿?に潜入すればバブル自体必要ないキャラなのに、ポッと出てきてポッといなくなっても反応に困ります。

お前、一体何だったんだ。

やるならもっと意味のある犠牲に。そもそも存在意義のあるキャラにしてください。

 

戦闘シーンに躍動感がない

これが結構致命的。

ローレリーヌが連行されるときに軍人を倒すシーン、ヴァレリアンのブーラン・バソールとの剣戟シーン、最後のK-トロン軍団との銃撃戦――。これらの戦闘シーンに躍動感がないんですね。どのシーンも、まさに『決められた動きを演じている』のが透けてしまうアクションで、緊張感が出ていないんです。剣戟シーンなんかはしょぼいチャンバラで舐めプの応酬に見えてしまいます。

そのくせ、序盤にベット上でヴァレリアンがローレリーヌとやり取りするシーンなどは余りにも不自然に機敏な動きをする。演出だと分かってはいますが、不自然すぎて僕は好き気になりました。あの素早さを戦闘シーンにしてほしかった。

 

魂の共有・コモンソウルの意味

パール人は魂を解き放ち、時空を超えて自分が気に入った人間と同化(以下、コモンソウルと呼ぶ)できるそうです。

そして冒頭のパール人の女性の魂がヴァレリアンの元へ来るのですが、ぶっちゃけコモンソウルが無くても物語が成り立ってしまうんですよね

夢で惑星ミュールが滅ぶのを観たりした程度で、大した意味がない。もっとヴァレリアンにコモンソウルした明確な理由づけと意味が欲しかったです。コモンソウルしたからこそ彼女と同じ行動をして、それが和平へのきっかけになったり、なんでもいいので物語の決め手になってほしい。orローレリーヌにコモンソウルでもいいのかも。

 

ミュール変換器(コンバーター)の能力

f:id:karakuri-iori:20180402222152j:plain引用:http://www.valerian.jp/

この可愛い生物が今作のマクガフィン。なんでも、『口にしたあらゆる物体を複製・増産させる』能力を持っているとのこと。一粒の真珠を口にするだけで、全身から沢山の真珠を捻り出してくれます。可愛い顔してやる事がヤバイ!

この生物を皆が欲しがり、この生物の奪い合いで物語が展開されます。しかし、それだけなんです。変換器の奪い合いだけで、誰も有効活用しない!! そんなの勿体ない!! せっかく面白い能力を持っているんだから、只のマクガフィンにするのではなく活かさなきゃ意味がないです。

序盤でローレリーヌが変換器を使ってピアス(の真珠?)を量産して「あとで買い物に行こう」と言うシーンがあるんですが、これを何かしらの伏線にしちゃえばいいですよね。懐に入れていたこのピアスでブーラン達の気を引いて逃げたり、ピンチの時に思い出して変換器の能力で斬り抜けたり、最後のどんでん返しに使ったり――色々できるはず! 

 

他には、イーサン・ホークはなんのために出てきたの? アイゴン・サイラスの伏線は? 等々ありますが、力尽きたので割愛。

 

 

まとめ 

なんだかんだと言いましたが、「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」は素直に楽しめるSF映画ですので、ぜひ映画館で観ましょう! DVDとか借りて見て気にいったら「これは絶対に映画館で観とくべきだったな」と後悔するタイプの映画ですので、そうならないためにも!

本作と類似点の多い過去作『フィフス・エレメント』やリュック監督の名作『レオン』はプライム特典にありますので、ぜひ観賞後にヴァレリアンへ!

フィフス・エレメント (字幕版)

フィフス・エレメント (字幕版)

 
レオン 完全版 (字幕版)

レオン 完全版 (字幕版)