どうも、絡繰です。
現在ブログではスター・ウォーズ改変の記事を連投している最中ですが、どうしても書きたい事があったので記事にします。
先日、映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』の試写会に行ってきました。
イオンシネマのweb会員応募にて運良く当選することができたんです。
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巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。
ある遺伝子実験の失敗によって巨大化し、凶暴化してしまったゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たち。巨大化が止まらず怪獣と化した動物たちは、破壊活動を続けながら北米大陸を横断し、高層ビルがそびえ立つ市街地で大乱闘を繰り広げる。人びとが逃げ惑う中、軍隊が仕かけるあらゆる攻撃も怪獣たちには歯が立たず、次々と街が破壊されていくが……。
映画の試写会に行くなんてのは凄く久々で、ただ周りより少し早く映画を観られるだけだというのに、とてもワクワクしていました。
予告を見て「面白そうだな~見たいな~」程度だったのが、試写会に行けることになって、気が付けば「早く見たくて仕方ない!」に変わっていました。
なので、「どうせなら良い席で見たい」と思い、当日の午前中にわざわざ一度劇場へ足を運び、無事に後方中央付近の席を確保して一旦帰宅し、夕方6時半に見に行ったわけです。
そして見た『ランペイジ』の内容が良かったか悪かったかについては、今回の記事では割愛します。一言で言えば、頭をからっぽにして見られる初夏にぴったりのド派手アクション映画でした。気が向いたら記事にしようと思います。
今回どうしても記事にしたかったのは映画の内容などではなく、
映画を観る時のマナー についてです。
というのも、タイトルにもある通り、今回の試写会では残念な事にクッソうるさい害悪な迷惑客が居たせいで、最悪の気分で映画を見ることになったんですね。
その事について愚痴りたいと思います。
※本記事では非常に口が悪いと思います。暴言等が苦手な方はブラバしてください。
少しだけ『ランペイジ』のネタバレ含むかもしれません。
どんな迷惑客だったか
そいつら(50組100人のため2人組)がどんな迷惑客だったのかについて。
今回出会ったのは馬鹿な女の二人組でした。
遅れて入場
先ず、そいつらは僕達の真後ろの席でした。席の指定時にその席は埋まっていたはずなのに、上映直前に後ろをチラリと見ると空席だったので嫌な予感がしていたんですよね。
すると案の定、
そいつらは遅刻して途中入場してきました。
どれくらい遅刻していたか正確には分かりません。
ネタバレになりますが、容器が地球に落下してジョージがでかくなってしまったシーンあたりでしたので、多分上映開始時刻から25分後(本編開始から15分)くらいなんじゃないかな。
ぶっちゃけ、それだけ遅刻してる時点で既にダメですよね。
なんのために上映開始時間の後に観賞マナーの注意喚起や予告編という猶予が設けられているんですかね。そこでの入場ならともかく、せっかく照明が消えて雰囲気が出て本編が始まったっていうのに後から入ってきてムードぶち壊すとか、ドン引きです。
少しでも良心があるなら他の客の事を考えて次の機会にしてほしいですね。
というか、そもそも映画館側で本編開始後は入場不可で徹底すればいい話ですよね。
イオンシネマは分からないのですが、よく行くTOHOシネマズは「ご鑑賞中の他のお客様への配慮も考慮し、原則本編開始後20分までは途中入場いただけます」とのこと。
TOHOシネマズは、どういう理由で20分までならOKと決めたんでしょうかね?
1分だろうと20分だろうと遅刻は遅刻。雰囲気を壊される事にかわりはないのだから、本編開始後は入場不可でいいと思う。
イオンシネマもです。
一瞬で映画の世界に入り込めても、一瞬で映画の世界から叩き出されちゃ意味がないと思いますけどね。マナーとルールを守る観客が、本当に心ゆくまで映画を楽しめる場所にしてほしいですね。
(やっぱりレンタルが一番)
普通に会話
まぁでも、遅れて入場はまだ許せます。
色々と事情があったのかもしれませんし、普通は遅れたら申し訳なさそうに腰を屈めて歩き、周囲の客に小声で「すみません」と謝罪しながら席につきますからね。一般常識がある人間ならそうしますよね。
でも、そいつらは違いました。
「あ~間に合った~w」みたいな事を周囲に聞こえるレベルの声量で話ながら、1ミリも悪ぶれることなく入って来ました。
声がでかいのは一人の女で、この時は女の相方がどんな奴か分かりませんでした。
この時点で既に奴等がまともな神経をしていない人間なのは明らかなので『なんだ、こいつら……』ってなりましたね。
僕はそいつらの前の席だったのでちゃんと聞き取れなかったのですが、その後もそいつらは小声でゴニョゴニョと何かを話しながら席に着きました。
そして、席に着いた後もうるさい二人組。
この時点で苛々ゲージが半端なくてキツく注意してやろうかと悩んだのですが、二人の会話が途切れたので「まぁいいだろう」と許そうかと思ったんですね。
まさかの音源
すると、どうでしょう。
今度は真後ろからビニール袋を弄る時のガサガサ音が鳴り響いてきました。
手元にあるビニールをすり合わせてみてください。うるさいですよね?
この滅茶苦茶にうるさくて不愉快な音が聞こえてきたんです。
ただでさえ耳障りがいい音ではないのに、映画館でこれはマジで勘弁してほしい。
罪悪感がないので、本当にしゃれにならないくらいうるさいんですよ。
それも、一瞬じゃなかった。
鞄から何かを取り出すための一時的なものかと思えば、そうではなかったようで、ずっとそのガサガサ音を鳴らしながら何かをしているわけです。
注意した結果
後頭部であんな音を立てられて映画の中身が頭にはいってくるわけもなく。
これには寛容な僕でも流石プッチンプリンです。
僕は後ろを向いて「すみません、迷惑なので静かにしてもらえませんか!? 💢」と、わざと周囲にも聞こえる声量で注意しました(理由は後述)。
本当は「邪魔だから出ていけ!!」と言ってやりたくて仕方なかったものの、やっぱり普通の神経をしていたら見ず知らずの他人にそんな事は言えませんよね。どれだけ言ってやりたくても常識が邪魔をして無理です。
その時に見えた女の正体は、まさかの30、40代のオバサンでした。
IQ低い系のバカップルとかならまだ救いがあるものの、いい歳した中年だったんですね。しっかりと見なかったのですが、相方は同年代or年上の女でした。
どうやら、そのビニールには持参したおやつか何かが入っていて、それを食べるためにゴソゴソやっていたようです。
で、その女。注意されて謝罪(会釈等)でもするのかと思えば、
まさかの完全ガン無視。
虚空を眺めるかの如く、微動だにせずに正面のスクリーンをガン見してました。
僕は『こいつ、マジか……』と思ったものの、それで取り敢えずは静かになったので、苛々しながらも映画の世界にもどることにしました。
短すぎた安寧の時
そんなわけでムカムカして映画の内容が七割ほどしか頭に入ってこない状態で鑑賞を続けていると。
その女、またやらかしました。
今度はそのガサガサ音を隠すように、アクションシーンなど音の大きいシーンに合わせて再び音を立てはじめたんですね。
この間わずか10分以内。
わざわざ僕が注意したというのに、何も学んでいません。
猿並みの小賢しさで音を掻き消す事を思いついたのでしょうが、普通に聞こえてます。全く隠せていません。クッソうるさいです。
これには怒りだけでなく、流石に呆れましたね。
再び注意してもよかったのですが、注意のためとはいえ何度も声を立てるのは逆に他の客の迷惑にもなってしまうので、仕方なく自重することに。
すると、注意されないことで思い上がったのでしょうかね。
段々と音のカモフラージュをしなくなって、ついには再び全く音を隠すことすらしなくなりました。
どれだけ静かなシーンでも関係なくガサガサ音を立てまくりですよ。
…………もうね。拳が疼きましたね。
その後
そんな状態で本編を見終ってエンドロールに入り、直ぐに僕は席を立ちました。
エンドロール時に席を立ったのは何年ぶりか分かりません。
本当はよくない行為だけれど、仕方ない。
エンドロールが終わるまでの間、あの空間にいたくなかったんです。
それに、映画が終わって明るい空間で後ろの馬鹿の顔を見たら、どうなるか分からなかった。怒鳴りつけて喧嘩に発展しかねなかったので、自制するためでもありました。
そんなわけで、映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』の試写会は、細かいシーンや会話は頭に入らず、エンドロール(とエンドロール後にあったかもしれないシーン)は見れないままに帰宅することになるという、マナーのマの字すらない超迷惑客のせいで最悪な試写会になりました。
この事件のせいでランペイジの印象は最悪。可愛そうなランペイジ……。
はぁ…………。
せっかく楽しい時間になるはずだったのに、本当に残念。
奴等は自宅で友達と映画鑑賞会でもやっているようなノリなんでしょうね。
いい歳した大人なんだからマナーくらい守ってほしい。入場時には大きな声で喋っていた子供達も上映開始後はずっと静かにしてたというのに、なんで子供でも出来る簡単な事ができないのか、不思議で仕方ない。理解不能な人種でした。
注意をする事は良い? 悪い?
僕は今回、うるさい迷惑客に直接注意をしました。
この注意をするという行為が良い事なのか悪い事なのかについて、意見が割れるかもしれません。
声を出してしまう以上、どうしても他の客の迷惑にもなってしまいますからね。
でも、僕は絶対に注意をすべきだと思います。
理由
静かにするのが日本の映画館のマナーだからです。
静かにすべき場所でうるさいのだから、『あなたは間違っている』と伝えて然るべき(叱るべき)です。海外などでは別です。郷に入っては郷に従え精神で。
これは正義マンなわけではなく、自分が迷惑しているからです。
例えば、一応映画館は飲食物の持ち込みは禁止していますが、ペットボトルを持ち込んでいる人間に対して特別ヘイトはたまりませんよね。それは他人がどこで買った何を飲もうが、自分に直接的な迷惑がかからないからです。どうでもいいんですよ。
でも自分に影響があるなら話は別です。
今回の場合は、むしろキレてもいいくらいの問題でした。
僕が周りの人間なら、本気でマナー違反を怒って相手を連れて出ていってくれるような人間がいたら称賛します。僕の場合は、自分が映画を最後まで見たいという気持ちがあり、どっちつかずになってしまいましたが。
それに、今回は試写会でしたからね。もしお金を出して見に来ていたら、間違いなく僕はスタッフを呼んで奴等を叩き出すなり、別の日の再鑑賞を希望していました。
本当なら皆で四面楚歌にして叩き出すべきなんですよね。
誰がどう見ても自分以外の人間も迷惑しているのだから、誰かがアクションを起こしてやらなきゃいけないんです。
まじでオーバーウォッチのウィンストンですよ。誰かが、なんとかしないと……!!
今回は、迷惑客の隣に座っていたのは一人で来ていた若い女性だったので、注意しづらかったのは仕方がない。後ろの僕でこれだけなのだから、隣じゃまともに台詞も聞こえなかったんじゃないかな……。本当に可哀想。
アホに空気を読んだり察する事なんてできません。
直接言わなきゃ分からないんです。
僕が出会ったのは、言っても分からない最悪なタイプでしたけどね。
注意の仕方について
本当は僕が迷惑客の後ろの席だったら、その人の肩を叩いて小声で注意するのですが、今回は迷惑客の前の席で、両隣には他のお客さんが居て出れないので、仕方なく後ろを振り向いて注意しました。
ですが僕が今回わざと周囲にも聞こえる声量で注意したのには理由があります。
というのも、他にも酷いマナー違反をしてる客がいたんですよね。
ちょうど後ろの僕からは声が掛けられない斜め前の席に、手を叩いて笑ったり、感想を相方に喋りかけてる客がいたんですよ。
もうね…………アホかと。
お前さ、つい5分前に流れた「ポムポムプリンとパンパカパンツのえいがかんのお約束」見てなかったの?
まさに『上映中のお喋りは迷惑だからやめよう』ってピンポイントなムービーが流れていただろう。
何を見ていたの?
何を聞いていたの?
嫌でも注意を見聞きしたはずだよね?
何故ルールが守れないの?
何のためにパンパカパンツさんとポムポムプリンが手間暇かけて劇場まで出向いて注意喚起してくれたと思ってるんだ?
パンパカパンツさんの仕事を無下にするなよバカバカキャクが。
そんなわけで、前の客にも間接的に注意して黙らせる必要があったので、周囲に聞こえる声量で注意したんですね。
そっちの客は僕の注意を聞いてからは一度も喋らなかったので、まだマシでしたけどね。どんぐりの背比べですけど。
迷惑客がいる時の対処法
今回、僕は仕方なく声にだして直接注意をしました。
声に出す以外でも、近くの客にならジェスチャー等でも注意はできます。
ですが、注意できない状況も多いと思います。
自分は一人で来ているのに相手は複数人だったり、相手が明らかにネジ外れている系の危険な奴だったり、堅気には見えなかったり、フィジカルモンスターだったりしたら、注意するのには大きな勇気がいります。躊躇って当然です。
ヤバイ奴に絡んでダイレクトアタックを受けるのは勘弁願いたいですからね。
勇気と無謀を履き違えてはいけません。
では、エンカウントしてしまった時どうすればいいか。
対応に困る方もいると思うので、対処法を挙げます。
※元映画館で働いていたスタッフとして。
席を移る
これは席がガラガラの時に使える手段ですが、迷惑客から離れた席へ移るのが一番手っ取り早く済みます。相手と関わる必要もありません。
席を立つのは迷惑にもなりますが、相手がうるさかったり臭かったりしたら仕方ない事です。物理的に距離を置いて、気にならない位置で映画を楽しむしかないですからね。
そもそも指定席は早い者勝ちで見やすい席を取るシステムなので、いちいちズレたからといって文句を言われたりすることは先ずありませんし、映画館側も気にしません。
(※何度も立って移動したりはNG。屈んで素早く移動しましょう)
逆に、自分は見やすい席を取ったはずなので移動するのが少し残念かもしれませんが、背に腹は変えられませんよね。
また、その席をとっている人が来る可能性もあるので、映画開始から少し間をおいて空席を確認した後でないといけませんね。
スタッフに言う
見終ったあと、あるいは途中退出してスタッフに事情を説明しましょう。
「これこれこういう理由で見ていられない」と説明すれば何かしらのアクションは起こしてもらえます。お金を取っている以上、映画館サイドは無下に対応できません。
相手と絡みたくない場合は、その旨を説明して「自分は次の上映(別の日)に移してもらえませんか?」「返金していただけませんか?」と頼んでみましょう。
スタッフが状況確認後、謝罪して了承してくれるはずです。もしアホなバイト君が「いや~厳しいっすね~」とかぬかしてきたら、マネージャーを呼ぶように言いましょう。
まともな大人なら対応してくれます。
大幅な時間ロスをしてしまいますが、ストレスを感じながら悶々として映画を楽しめないよりは100倍マシです。
泣き寝入りせず、強気でいきましょう。
まとめ
迷惑客がいたら、勇気を出して注意すべき。
周りの客は絶対に味方してくれます。
こちらが正しいのだから、我慢して嫌な思い出にする必要はありません。
本当は映画館で気を付けるべき事などについて、もっと書きたい事が山ほどあるのですが、それはまたの機会にします。
てことで、久々に変な客と遭遇した体験談でした。
……もう夏だなぁ。